2026年10月10日
画像を軽くする方法|用途別のサイズ目安と形式の選び方
「メールで送ろうとしたら容量オーバー」「資料が重くて開けない」。 スマホの写真は1枚3〜5MBあるので当然です。 ほとんどの用途では10分の1以下に減らせます。
なぜスマホの写真は重いのか
最近のスマホで撮った写真は、長辺4,000ピクセル前後あります。 これは印刷してA3サイズに耐えるくらいの情報量です。
一方、パソコンの画面で見るぶんには1,200ピクセルもあれば十分。 資料に貼る、メールで送る、といった用途では、情報量の大半が捨てられています。
長辺を4,000 → 1,200にすると、面積は約11分の1。 ファイルサイズも10分の1前後まで下がります。見た目はほとんど変わりません。
用途別のサイズ目安
| 用途 | 長辺の目安 | 形式 |
|---|---|---|
| メールに添付する | 1,200px | JPEG |
| ブログ・ホームページに載せる | 1,200〜1,600px | WebP |
| ワードやパワポの資料に貼る | 1,600px | JPEG |
| SNSに投稿する | 1,080〜1,440px | JPEG |
| 印刷する(A4) | 3,000px以上 | そのまま |
印刷する場合だけは縮小しないでください。 画面で見るのと紙に刷るのとでは、必要な情報量が桁違いです。
形式の選び方
JPEG(ジェイペグ)— 迷ったらこれ
写真に向いた形式です。多少の劣化と引き換えにファイルを小さくできます。 どこでも開けるので、相手に送るときに一番無難です。
弱点は、保存し直すたびに少しずつ劣化すること。 何度も編集する画像には向きません。
WebP(ウェッピー)— Web用なら最適
Googleが作った新しい形式で、同じ画質ならJPEGより2〜3割小さくなります。 ホームページに載せる画像ならこれが最適です。
ただし古いソフトでは開けないことがあるので、 相手にファイルとして送る用途には向きません。あくまでWeb用です。
PNG(ピング)— 文字や図に
まったく劣化しない形式です。図、スクリーンショット、文字が入った画像に向いています。
写真をPNGにするとファイルがかなり大きくなります。 「劣化しないほうが良さそう」と思ってPNGを選ぶと、逆に重くなるので注意してください。
画質は何%にすべきか
85%前後が定番です。
- 85%より下げると … 空や肌のようになだらかな部分に、モヤモヤした汚れ(ノイズ)が見えはじめます
- 95%以上に上げても … 見た目はほとんど変わらないのに、ファイルだけが大きくなります
迷ったら85%、きれいに残したいなら90%。それ以上は意味がありません。
スマホの写真が横向きになる問題
縮小したら写真が横倒しになった、という経験はありませんか。
スマホの写真には「どの向きで撮ったか」の情報(EXIF)が埋め込まれています。 これを読まずに処理するソフトを使うと、向きがリセットされて横倒しになります。
ちゃんとしたツールならEXIFを読み取って正しい向きに直してから処理します。 下のツールもそうしています。
オンラインの圧縮サイトを使う前に
「画像 圧縮」で検索すると変換サイトがたくさん出てきますが、 その多くは画像をサーバーへアップロードして処理します。
社内の写真、図面、現場の記録写真が、知らない相手のサーバーを経由することになります。 多くのサイトは「◯時間後に削除します」と書いていますが、利用者側で確認する手段はありません。
下のツールはアップロードを行いません。 ブラウザの中だけで処理するので、画像が外に出ることはありません。
まとめて処理する
下のツールは複数の画像をまとめて縮小できます。 ドラッグして放り込み、長辺のサイズと形式を選ぶだけです。
- 長辺・幅・高さ・パーセントのいずれかで指定できる
- 指定より小さい画像は拡大しない(拡大するとボケるだけなので既定でオフ)
- EXIFを読んで向きを自動で補正
- 変換後はZIPでまとめてダウンロード
- 1枚ごとに「何KB→何KB、何%減」を表示
同じようにファイルを送信せずに使えるツールとして、 CSVの文字化けを直す方法や PDFを1つにまとめる方法もあります。