タクトタイム計算ツール(生産計画)

必要な生産数から「1個を何秒で作らなければいけないか」を計算します。 工程ごとの実際の作業時間を入れると、どの工程が足を引っ張っているか間に合うかどうかを判定します。
登録不要・無料。入力内容はどこにも送信されません。

1. 必要な生産数と時間
分。休憩を除いた実働。8時間勤務・休憩1時間なら420分
個。客先の要求数
本。同じものを並行して作る場合
%。不良を見込むと必要数が増えます
2. 工程ごとの作業時間(サイクルタイム)

実際に1個あたり何秒かかっているかを入れてください。工程は追加・削除できます。

タクトタイムとサイクルタイムの違い

この2つは混同されやすいのですが、まったく別のものです。

用語意味決まり方
タクトタイム 1個を何秒で作らなければいけないか(目標) 客先の要求数から決まる
サイクルタイム 実際に1個作るのに何秒かかっているか(実力) 現場の作業から決まる
タクトタイム = 稼働時間 ÷ 必要生産数

450分(27,000秒)の稼働で500個必要なら、タクトタイムは54秒。 54秒に1個ずつ完成させないと間に合わないという意味です。

そして判定はとても単純です。

サイクルタイム ≦ タクトタイム なら間に合う

実際の作業が54秒より速ければ間に合い、遅ければ間に合いません。 タクトタイムは「客先が決める数字」で、現場の頑張りでは変えられません。 変えられるのはサイクルタイムの方だけです。

ラインの速さは「一番遅い工程」で決まる

工程がいくつも並んでいる場合、ライン全体の速さは、最も遅い工程と同じになります。 これをボトルネック工程といいます。

たとえば3つの工程が20秒・50秒・25秒だとすると、 合計は95秒ですが、ラインから製品が出てくる間隔は50秒に1個です。 前の工程がいくら速くても、50秒の工程の前で滞留するだけだからです。

つまり、20秒の工程を15秒に改善しても、生産数は1個も増えません。 改善すべきは50秒の工程だけです。ここを間違えると、 努力しているのに成果が出ないという状態になります。

このツールでは、ボトルネックになっている工程を自動で判定します。

歩留まりを見込んで多めに流す

不良が出る前提なら、必要数ぶんだけ流しても足りません。 歩留まり95%なら、500個ほしいときに必要な投入数は次のようになります。

500 ÷ 0.95 = 約527個

ここで 500 × 1.05 と計算すると525個になり、足りません。 割合の計算は掛け算ではなく割り算です。 詳しくは歩留まり計算ツールもご覧ください。

間に合わないときの手

サイクルタイムがタクトタイムを超えている場合、打てる手は次のとおりです。 このツールでは、それぞれどれだけ必要かを計算します。

  1. ボトルネック工程を改善する — 作業の分割、治具の追加、動線の見直し。効果が最も大きい
  2. ラインを増やす/人を増やす — 設備と人員に余裕があれば即効性がある
  3. 稼働時間を延ばす(残業) — 一番手軽だが、コストが上がり続けられない
  4. 作業を別の工程に振り分ける — ボトルネック工程の一部を、余裕のある工程に移す(ラインバランス改善)

4番目のラインバランス改善は、設備も人も増やさずに済むため、まず検討する価値があります。 工程ごとの作業時間の差が大きいほど、この余地があります。

よくある質問

稼働時間には休憩を含めますか

含めません。実際に生産できる時間を入れてください。 8時間勤務で休憩1時間なら420分です。朝礼や清掃の時間があれば、それも引いてください。 実態より長い時間を入れると、タクトタイムが緩く出て「間に合うはずなのに間に合わない」ことになります。

設備の停止や不良も考えたいのですが

このツールでは歩留まりのみ反映しています。 設備の停止時間や速度低下まで含めた総合的な効率を見たい場合は、 設備総合効率(OEE)計算ツールをご利用ください。

1人で複数工程を受け持っている場合は

その人が担当する工程の時間を合計して、1つの工程として入力してください。 1人が受け持つ作業の合計時間が、その人の実質的なサイクルタイムになります。

入力した内容はどこかに送信されますか

送信されません。すべてブラウザの中だけで計算しており、保存も送信もされません。