歩留まり計算ツール

投入量と良品数を入れるだけで、歩留まり率と不良率を計算します。 「目標の数を作るには何個投入すればいいか」の逆算、複数工程をまとめた通し歩留まりにも対応。
登録不要・無料で、入力内容はどこにも送信されません。

1. 歩留まり率を計算する
工程に入れた量(材料・仕掛品)
合格として出てきた量
1単位あたりの円。入れるとロス金額が出ます
2. 必要な投入量を逆算する

「1000個ほしい。歩留まりが95%なら、何個投入すればいいか」を出します。

3. 複数工程の通し歩留まり

工程がいくつも続くとき、全体で最終的に何%残るかを計算します。 各工程で何を何個投入するかも一覧で出ます。

歩留まりとは

歩留まり(ぶどまり)とは、投入した量のうち、良品として使えた割合のことです。 1000個ぶんの材料を流して950個が合格なら、歩留まりは95%になります。

計算式はこうです。

歩留まり率(%) = 良品量 ÷ 投入量 × 100

残りの5%は不良や端材で失われた分で、これをロスと呼びます。 歩留まりが1%上がるだけで、材料費も工数も減り、同じ設備でつくれる数が増えます。 製造現場で最も見られている数字のひとつです。

「必要投入量の逆算」が現場で効く理由

実際の現場でよく困るのは、歩留まりを出すことより逆算の方です。

「1000個の注文が来た。うちの歩留まりは95%。何個ぶん材料を用意すればいいか」—— このとき 1000 × 1.05 と計算してしまうと足りません。正しくは 1000 ÷ 0.95 で、約1053個です。 割合の計算は掛けるのか割るのかを間違えやすく、この差が材料の欠品や余りにつながります。

必要投入量 = ほしい良品量 ÷ (歩留まり率 ÷ 100)

このツールでは端数を切り上げて表示します。材料は割り切れない数では用意できないためです。

通し歩留まりは「足し算」ではなく「掛け算」

工程が複数あるとき、全体の歩留まりは各工程の歩留まりを掛け合わせた値になります。 足したり平均を取ったりするのは誤りです。

たとえば、成形95%・加工98%・検査99% の3工程があるとします。

0.95 × 0.98 × 0.99 = 0.9217 → 通し歩留まり 92.17%

ひとつひとつは高く見えても、掛け合わせると思ったより落ちます。 工程が増えるほど、この落ち込みは大きくなります。 どの工程を改善すれば全体が一番良くなるかを見るときは、必ずこの通し歩留まりで比べてください。

歩留まりと原単位の関係

原単位とは、製品を1つ作るのに実際どれだけの材料を使ったかという量のことです。 歩留まりとは裏返しの関係にあります。

原単位 = 投入量 ÷ 良品量 = 1 ÷ (歩留まり率 ÷ 100)

歩留まり95%なら、原単位は 1 ÷ 0.95 = 約1.053。 製品1個あたり1.053個ぶんの材料を使っている、という意味です。 このツールでは計算結果に原単位も併せて表示します。

よくある質問

歩留まりと良品率、直行率は同じものですか

近い言葉ですが、現場によって使い分けがあります。一般に良品率は検査に合格した割合、 直行率は手直しをせず一度で合格した割合を指すことが多いです。 歩留まりは材料や仕掛品の量を基準に見るのが本来の意味ですが、 実務では良品率とほぼ同じ意味で使われることもあります。 社内でどの定義を使っているか、一度そろえておくと数字の議論がぶれません。

手直しして合格した分は良品に入れますか

目的によって変わります。材料をどれだけ有効に使えたかを見たいなら、手直し品も良品に入れます。 工程が一発で決まっているかを見たいなら、手直し品は除いて計算してください(これが直行率です)。 大事なのは、月ごとに定義を変えないことです。定義が揺れると改善したかどうかが判断できません。

歩留まりが100%を超えることはありますか

通常はありません。100%を超える場合は、投入量に数えていない材料が混ざっているか、 単位の取り違え(kgと個など)が起きている可能性があります。 このツールでは100%を超える入力があった場合に注意を表示します。

入力した数値はどこかに送信されますか

送信されません。このツールはすべてブラウザの中だけで動いており、 生産量や単価といった数字が外に出ることはありません。

計算結果を保存したり印刷したりできますか

ブラウザの印刷機能(Ctrl+P)でそのまま印刷できます。印刷時は説明文が省かれ、計算結果だけが出ます。